ブランマンジェとはフランス語で「白い食べ物」という意味。もとはアラビアで作られていたアーモンドのお菓子だそうです。牛乳に砂糖とアーモンドエッセンスを加え、ゼラチンで固めるのがフランス式ですが、今回はコーンスターチで固めるイギリス式で作りました。
コーンスターチはとうもろこしから作られるでんぷんです。栄養素としては炭水化物となります。脳のエネルギーとなる唯一の物質「ブドウ糖」のもとになるものですね。
炭水化物からブドウ糖を得るには、消化(分解)が必須です。そこで活躍するのが酵素。炭水化物を分解する酵素は「アミラーゼ」といいます。多く含む食べ物は大根、にんじん、ブロッコリー、酢など。
そこで、大根をすりおろし、汁を固まったブランマンジェの一部に混ぜる実験をしました。大根おろし作ったことある?ときくと、ない、とのこと。なのでやってみてもらいました。おろし金やボウルをだれかに支えてもらうとうまくいきますよ。なかには、大根おろしのにおいが苦手というお子さんも。確かに子どもの頃は大根おろしって別に美味しくなかったかも。少量とりわけたブランマンジェに大根の汁を混ぜると、とろみがなくなってサラサラぼてぼてしてきました。でんぷんが分解されたのですね。
今回の実験は、私の友人の体験談から思いつきました。友人はコーンスープをスプーンですくいつつ飲んでいたのですが、とろっとしていたはずのスープがなぜか途中からサラサラになったと。アミラーゼは唾液にも含まれていて、人によって量が違うのだそうです。アミラーゼの多い人は、カレー鍋のそばでおしゃべりしないほうがいいかもしれません。あ、いや、それは全人類しないほうがいいですね。
さて、試食のブランマンジェはもちろん大根抜き、フレッシュなオレンジを使った簡単ソースでいただきました。
おうちにアーモンドエッセンスが無い場合、牛乳にアーモンドスライスを入れて弱火で少し煮て、蒸らした後にざるなどで漉すと美味しいブランマンジェになります。漉した後のアーモンドスライスはクッキーに使えば無駄になりません。お試しください。