チョコたこ焼き(視覚と味覚)レッスンレポ

チョコたこ焼き(視覚と味覚)レッスンレポ

たこ焼きには何が入っているでしょう?と質問すると「たこに決まってるでしょ?」と生徒さん。そうだよねー、でもたい焼きにはたいが入ってないのにねー、としょうもないことをたたみかけると困惑笑いの皆さん。すみませんね・・・

でも今回はたこは入りません。米粉と牛乳、はちみつの生地をまんまるに焼いて、チョコレートやフランボワーズフレーク、抹茶フレークなどをトッピング。見た目はたこ焼きそっくりだから、知らずに口に入れたらびっくりしますよね。これ、ムスメが中学生だった頃もらってきた友チョコを思い出して作りました。小中学生の作る友チョコってカオスじゃないですか。その中でもダントツに面白かったです。

まずは米粉を100g計量してもらいます。短いレッスン時間の中で、できるだけ計量をしてもらいたいと考えているのは、以前小学校の先生に「赤ちゃんの体重はどのくらいか。①300グラム ②3キログラム ③30キログラム という問題に対して、①とか③を平気で選ぶ子がいるんだよね。」と聞いたからです。100gってこのくらいの量なんだ、このくらいの大きさのボウルに入るんだと体感することが大事。お菓子を作るって結構頭と体を使うのです。また、卵を割るのもやってもらいました。コツは平らなところにやさしくぶつけて、かしゃっと音がしたらひびに指先をひっかけて下向きにぱかんと殻を開くことね。

どうして米粉を使うの?と生徒さん。お菓子作りによく使われるのは小麦粉で、さっくりふんわり香り良く仕上がりますが、消化するときに腸の負担が大きいです。比較して米粉はもっちりしっかりした仕上がりで、小麦粉よりは消化しやすい。また、だまにならずグルテンが無いので、粉ふるいが不要ですし、多少生地をこねくり回しても大丈夫です。

よく混ぜた生地を温めたたこ焼き器に8割くらいの分量で流し込みます。ふつふつして来たら竹串2本で隣の生地の上にえいっとくっつけて丸い形を作ります。時々転がしながらまんべんなく焼きます。小さいお子さんの手の皮膚は薄いので、保護のために軍手をしてもらいました。ちょっと指先がだるだるしてやりにくいけど、やけどしたくないからね。数作るうちにどんどん上手に焼けるようになりました。「簡単だった。」と生徒さん。得意が見つかって良かったね。

フードパックに並べたらトッピングの準備。小さなOPP袋を三角に折ってセロテープでとめて、ちいさな絞り出し袋を作り、そのなかにミルクチョコを割り入れます。同様にホワイトチョコも作ったら、マグカップにお湯を注いだ中につけて溶かします。先端をはさみで切ってたこ焼き(?)にかけます。ソースとマヨネーズのつもりね。それから紅生姜(フランボワーズフレーク)、青のり(抹茶フレーク)、かつおぶし(チョココポー)をふりかけて、出来上がり。

さて今日のテーマは「視覚と味覚」です。人間の脳は見た目で味を判断するんです。例えばヘッドセットでサーモンの寿司の画像を見ながら、まぐろの寿司を食べた場合、ほとんどの人がサーモンを食べたと感じます。視覚の情報から予測する結果と味覚の情報に誤差があまり無ければ、脳は視覚からの情報を優先します。クロスモーダル知覚といいます。ちょっとかっこいいから皆さんにも覚えて帰っていただきました。

でも、それって本当かなあ。味なんてわかりそうだけど。ということで実験です。色がほとんどついてないフルーツジュースに、赤い色とパイナップルの香料が入ったジュースを混ぜます。それを飲んだら、もとのフルーツが何かあてられるかな?もうひとつ、同じフルーツジュースに、青い色とピーチの香料が入ったジュースを混ぜたものも飲み比べ。皆さん、「え?これってもとのジュースは同じなの?」と驚いていました。やってみると思った以上に自分の舌があてにならなくてびっくりしますよ。

これで冬のレッスンは終了です。ご参加の皆様、ありがとうございました。

来月からは春のレッスン、楽しい・かわいい・おいしいお菓子を作りましょう。