去年のこの時期は満開だったソメイヨシノ、今年はまだ硬い蕾のまま。ひんやりした雨の日のレッスンとなりましたが、気分だけでもお花見と参りましょう。
道明寺の材料となる道明寺粉は、平安時代に大阪に建立された「道明寺」の住職が、仏様へのお供えのごはんのお下がりを多くの人に分け与えるため、たくさん乾燥貯蔵させたことがはじまりと言われています。和菓子に使われ出したのは江戸時代、江戸で流行った「さくらもち(長命寺)」を真似して、大阪の和菓子職人が考案したそうです。
水に砂糖と食紅を加えて沸騰させ、道明寺粉を入れて浸水させます。そのあと、蒸し器で蒸したら生地のできあがり。蒸している間に、桜の葉を洗って拭き取ったり、あんこをまるめたり。生地はべたべたなので、糖蜜を手につけながらあんこを包んで形作ります。小1さんの小さい手のひら、いっぱいに生地を広げて包む様子が可愛らしかったです。最後は桜の花の塩漬けを塩抜きして飾ります。いい香り。
一度炊いたごはんを乾燥させて携帯食にしたものは「干し飯」といって、古事記に日本武尊が食べたという記述があるくらい、大昔から食べられています。今は技術が発達し、水分調節しながら急速乾燥することで、時間が経ってもお湯で戻せば美味しく食べられる「アルファ化米」が非常食として役立っています。
というわけで、みんなで非常食を作ってみました。お湯を入れて5分ごとに様子を観察。尾西食品さんの「エビピラフ」と「五目御飯」、お湯だと15分、水だと60分で美味しく食べられるとのことですが、5分くらいでもまあまあ食べられるくらいになりました。15分後もほかほかのままで、非常時でもこれだけ美味しいものが食べられたらいいよね、とみんなで話しました。いつか、サバイバルの知識もみんなと学びたいな。
さて、道明寺は尼寺なのですが、そこの住職だった覚寿尼はあの菅原道真の伯母さんにあたるそうで、道真も寺に滞在して、観音像を彫ったりしたそうです(国宝)。道真についてみなさんに紹介しようとあらためて調べました。貴族とはいえそんなに位が高くないのに、その賢さで宇多天皇に可愛がられ、右大臣にまでなったのですが、左大臣の藤原時平に嵌められ、太宰府に左遷されてしまいました。給金も出ず食べることにも困って、ほとんど流刑のようなものだったそう。2年後、悔しさのなかで亡くなりましたが、その後都では藤原家や御所周辺で不幸が立て続き、時平は39歳で病に倒れ、「道真の怨霊のせいだ」と言われたそうです。怒りを鎮めるため、北野天満宮、太宰府天満宮を建立し、天神様として祀りました。全国に天神様を祀る神社は1万2000社あまりとのこと。私は亀戸天神にある歌碑の、道真が5歳のときに詠んだ歌が好きです。その頃から梅の花が大好きだったみたいですね。
夜怖くなっちゃうと困るので、レッスンでは怨霊の話はカットしましたけど、人気の漫画にも出てくるらしいので、ウケたかもしれない。
ちいカレの最初のレッスンから参加してくれていたSちゃんが、海外へお引越しされるため、今回が最後となりました。寂しいけど、好奇心旺盛でコミュ力最強の彼女が新しい環境で大きく成長されることは間違いないので、次に会えるのを楽しみにしています。
来月は生ギモーヴ作ります。