「ぷかぷかゼリーソーダ(浮力)」レッスンレポ

「ぷかぷかゼリーソーダ(浮力)」レッスンレポ

深夜の冷たい雨も上がり、日中は暖かく感じるほどの陽気となりました。

7名の小学生(2ヶ月フライングの年長さん含む)が集まってくれて、記念すべきちいカレのオープニングレッスンが無事に・・・って、実は最初からハプニングが起きてびっくり。

ソーダにゼリーを入れるとどうなる?のデモを始める時、ソーダのペットボトルの蓋をひねった途端、プシューーーと飛び散る強炭酸。近くにいたお子さんに少しかかってしまいました。保護者の皆様にはご報告とお詫びをお送りしています。本当に申し訳ありませんでした。水がはねるかもしれないので、と予めご連絡はしていたものの、ここまでのことは想定外でした。何があるかわからないライブのレッスン、来月からは十分注意いたします。

最初にゼリーを作るところを見てもらいました。鍋に入ってる水をまずはゆっくり見てもらいます。水なんて別に珍しく無いのですが、伝えたかったのは「水は色がついてない、匂いがしないのが正しい。」ということ。変な色や匂いの水に遭遇した時、ワーニングを出せるようになってほしいです。次にプリンカップに入ったふやかしたゼラチンをみんなに回しました。ミサリングファクトリーで普段お菓子を作っているお子さんにはお馴染みですが、「雪?」「なんかの粉?」というお子さんも。ゼラチンは魚や豚、牛など動物から取れるタンパク質で、「コラーゲン」ともいいます。大昔は、「膠」といってこれで木を貼り合わせたりもしていました。そんなゼラチンですが、扱うのに大事なポイントがありましたね。皆さん覚えてくれたかな。

ゼリーをタッパーで薄く固めたものを、小さな抜き型で抜きます。100均にあった星や桜の型も人気でしたが、意外に受けてたのが和菓子を作る時に使う紅葉の抜き型(職人さん手作り)。良質なものを見抜くお子さんの能力に驚きました。そして、絞り出しの口金の後ろを使うと丸くなるよ、とお伝えしたのですが、どうしても先端で抜いてみたいお子さんが約2名。どうぞやってみて、というと、「うわっ、こんなちっちゃくてよくわかんないやつできた。」何事も経験ですよね。

ソーダを噴き出す騒ぎの後、グラスに注いだソーダにゼリーを入れます。どうなると思う?と3択クイズ。「浮かぶ」「沈む」「ふらふら動く」。6名が「浮かぶ」、1名が「ふらふら動く」予想でしたが、結果は「沈んで、しばらくすると浮かんでくる。」でした。想定解としては「沈む」なのですが、炭酸の泡がゼリーにどんどんくっついて行って、やがて浮かんできました。

ところが皆さんに配ったグラスには仕掛けがあって、シロップとソーダの2層になっていたので、ゼリーを入れると層の境目でピタッと止まります。あれ?なんで?と皆さん。ストローでゼリーを押して沈めてもすぐに浮かんでくるのを観察してもらいました。「ゼリーを沈めようとすると、なんか白い煙みたいなのが見える」とSちゃん。シロップの揺らいでいるのを見つけたんですね。すごい。

ここで「密度」や「浮力」のお話をしました。同じ大きさの木のボールと鉄の玉だとどっちが重いかな?と聞くと、皆さん「鉄」と即答でした。それを海に放り込んだら木は浮くけど鉄は沈みます。何故なら海の水には落ちてきたものを持ち上げようとする力があって、木は軽いから持ち上げられるけど、鉄は重いから負けちゃうんですね。その持ち上げようとする力を「浮力」と言います。また、浮力は密度の他に体積(ものの大きさ)にも関係します。といえば有名なアルキメデスの王冠のお話ですよね。スライドを見てもらいながら説明しました。アルキメデスのイラストが「EUREKA」と叫んでいるのですが、Kちゃんはなんと読めました。よく知ってるなあ。

作ったゼリーソーダを飲んだのですが、ちょっと甘すぎたかも知れません。ゼリーは甘味がほとんどついてないので、一緒に食べるとちょうどいいくらいだったと思います。試食の後はレポート作成。実は、レポートが不安で申込めなかったんです、という方がいらして、そんなにハードルが高かったなんてと反省した次第です。実験レポートの基本項目「実験方法〜予測〜結果〜考察」をお子さんにわかりやすい言葉に直してQ&A方式で書き込むようにオリジナルの用紙を配りました。書き方の見本もありますし、動きが止まってるお子さんには声をかけて一緒に書き込みました。何回か書いているうちに、こういうものだな、と理解できると思います。

最後は発表です。緊張するなー、とTさん。大丈夫、一回みんなで体操してみましょう。体を動かす場面ではみんなニコニコしますね。それから発声練習。指二本縦に入るくらいに口を開けて、あーー。いい声出てます。そしてダメ押し、かれん先生によるデモ演習。イメージ掴めたら、順番にやってみましょう。ひとりでお話しするのがちょっと難しいお子さんは、先生と二人でインタビュー形式で発表しました。みんな想像以上にしっかり発表できて素晴らしかったです。自分の言葉で伝える、それをしっかり聞くのはとても大事。そのうち、質問もしてみたいですね。

今日の7名はほぼ初対面でしたが、全員がミサリングファクトリーに来たことがあるということなので、場所に慣れているというのが一つの安心材料だったと思います。足場を安心感で固めてあれば、そこからさらに違う世界へ踏み出せるものですよね。全てのお子さんには経験や知識のシャワーをざぶざぶ浴びせたいと思っている私ですが、踏み台を作ることも大切だということに気づいたオープニングレッスンでした。

ご参加くださった皆様、会場提供してくれた松本先生、サポートのかれん先生、ありがとうございました。